
「管理者に求められるコア能力=マネジメントスキルにはいろいろありますが、
共通するスキルとして業務管理能力(Adoministrativ Skill)が挙げられます。
マネジメントサイクルとかデミングサイクルなどで紹介されているように、
いわゆる計画力(Planning Skill)、統制力(Check&Contolore Skill)
そして評価能力(Assessment Skill)のことです。
業務管理能力は、マネジャーにとっては不可欠のスキルです。
これはどのような職業や職種においても必要不可欠なものです。
そもそも“仕事をする”ということは、
業務をこなすこと=目的が達成できるようなやり方を考えて、
作業に取り掛かり、うまくいくそうもなさそうなら軌道修正をするということなのですから。
ですので、いろいろなコア能力の中でも、一番重要なものとも言えます。
職責と役割りが最も低い立場なら、業務管理能力だけでも確実に備わっていれば
充分だとさえ言えるでしょう。
言われたことを過たず、確実にこなしていけば良いからです。
ただし職位が上がるにつれ、業務管理に要請される水準が高くなりますので、
同じ計画力であっても、違ってきます。
例えば、部門長クラスならば、戦略策定力とか、
シナリオライティングスキルなどの戦略レベルでのスキルが求められることになるわけです。
また、計画力・統制力・評価力は、分析力とか判断力といった
コンセプチュアルスキル(概念化能力)の有無・程度によっても影響を受けます。
計画力には、将来的に起こりうる不測事態を予測するという機能も求められますし、
統制力には、現実に起きている障害要因を分析的に抽出することが条件となります。
ですので、特に人事考課やセンターアセスメントなどでアセスメントを実施する場合には、
背後にあるこれらの能力の有無も参考にしておく必要があります。
評価の妥当性の補足のためです。
このように、ひとつのコア能力の発現に大きく影響を与えかねない他のコア能力がある場合は、
私はそれを「背後能力」と呼ぶことにしています。


